近年、話題となっているマインドフルネスという言葉。
テレビや雑誌など、さまざまなメディアで取り上げられているので興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、「効果的なのは知っているけど具体的にどういった効果があるのかわからない」という方もいるでしょう。
そこでこの記事では、マインドフルネス瞑想を実践することで身体のどんな変化や効果をもたらすのかを解説していきます。
マインドフルネス瞑想の実践で身体にどのような変化があるのか
さっそくここでは、マインドフルネス瞑想を実践することで、身体にどのような変化があるのかを6つ紹介していきます。
体調の変化に気付きやすくなる
マインドフルネス瞑想を続けることで「体調の変化に気付きやすくなる」という効果もあります。
基本的にマインドフルネス瞑想では、自分の呼吸や身体の感覚に意識を向けていくため、継続して行うことで些細な体調の変化にも気づけるようになるんですね。
毎日忙しく生活していると、自分の身体への意識が薄れていき、体調が悪化していることに気づきにくくなります。
最悪の場合、命に関わる重い病気で手遅れになってから見つかるケースもあるのです。
そうならないためにも、常日頃から自分の身体の状態を理解しておき、体調のちょっとした変化に気づくことが大切になります。
また、肩こり・腰痛・冷え性など、慢性的なわかりづらい症状にも気付けるようになりますよ!
睡眠の質が高まる
「睡眠の質が高まる」こともマインドフルネス瞑想の効果の一つです。
マインドフルネス瞑想をすることで呼吸が安定し自律神経が整います。自律神経が整うことで、身体がリラックスして自然と睡眠の質が向上するんですね。
また、実際にマインドフルネスを継続して行うことで、睡眠時間が減るという研究データもあります。
特に就寝前にマインドフルネス瞑想を行うことで、思考が落ち着きスッキリした脳の状態で睡眠に入れますよ。
血糖値を下げられる
マインドフルネス瞑想を継続して行うと、血糖値を下げられることもわかっています。
実際に、マインドフルネスと血糖値に関する研究が米国ブラウン大学のエリック・ラックス博士の研究チームにより行われています。
この研究では、399人の男女を対象に「どのくらいマインドフルネスを実践しているか」を調査してグループに分けました。
その上で、「マインドフル注意確認スケール(MASA)」という指標を使って、対象者全員の血糖値を測定した結果、マインドフルネスの実践期間が多いグループは、実践期間が少ないグループと比較して、「血糖値が平常に維持できている割合が35%高い」ということが照明されているのです。
これらのことから、マインドフルネスを日常で実践している人ほど血糖値が低いことがわかります。
姿勢が定着しやすくなる
マインドフルネス瞑想は基本的に姿勢を整えてから行います。
そのため、習慣化することで自然と日常でも良い姿勢が定着しやすくなるんですね。
また、瞑想中は背筋を真っ直ぐに伸ばした状態で行うので、体幹も鍛えることができます。
さらに、良い姿勢を維持していると、胃腸の働きが活発になり、基礎代謝も良くなるでしょう。
アンチエイジング効果が得られる
慈悲の瞑想をすることで、アンチエイジング効果も期待できます。
実際にノースカロライナ大学の研究により、慈悲の瞑想を12週間継続したところ、細胞の老化を防ぐことがわかっているのです。
少人数で短期間の研究のため、確実とは言えませんが期待は大きいです。
免疫システムが強化される
マインドフルネス瞑想には、免疫システムが強化されるという効果もあります。
その理由としては「瞑想によって免疫反応を弱らせてしまうネガティブ思考を排除するから」という説と、「瞑想によって身体が抗体生成を強化するから」という説の二つがあるんですね。
実際に、マインドフルネス瞑想を行っている人は感染性対抗力が強いことがわかっているんです。
また怪我をした際に、痛みを抑える力もすぐれているとも言われています。
まとめ
この記事では、マインドフルネス瞑想の実践によって身体にどのような変化があるのかについて解説しました。
マインドフルネス瞑想によって身体に起こる変化は以下の通りです。
- 体調の変化に気付きやすくなる
- 睡眠の質が高まる
- 血糖値を下げられる
- 姿勢が定着しやすくなる
- アンチエイジング効果が得られる
- 免疫システムが強化される
このようにさまざまな良い変化が身体に起こるんですね。
毎日5分程度でも良いので継続できると、これらの効果が実感できると言われているので、ぜひマインドフルネス瞑想を日常に取り入れてみてくださいね。