最近では、瞑想という言葉をよくメディアなどで見かけるようになりましたね。朝や寝る前に瞑想をすることで、充実した生活が送れるといったイメージをお持ちかもしれません。
しかし、いざやってみようと思っても、なかなかハードルが高いと感じていませんか?
この記事では、瞑想についてわかりやすく解説し、読んだら思わずやりたくなるような瞑想の効果をご紹介します。ぜひ参考になさってください。
瞑想とは
瞑想とは何かに集中したり、何も考えないようにしたりとさまざまな手段で悟りの状態を目指すことを瞑想と言います。
かつては宗教的な行為でしたが、最近ではメンタルケアの一種として、宗教に関係なく行うことができます。
「悟り」と聞くとなんだか縁遠く感じてしまうかもしれませんが、言い換えれば「究極の幸福状態」とも表現できます。
幸福を外に求めるのではなく、「自分自身の中に幸福がある」ということに気が付くためのプロセスが瞑想と言っても過言ではありません。
瞑想の歴史
瞑想の歴史はとても古く、なんと今から約五千年前にさかのぼります。
坐禅をしているような印章がパキスタンにあるモヘンジョダロで発見されています。
そして紀元前500年ごろ、インドでブッタが悟りを開きます。
これが、仏教の始まりですね。この時ブッタが行っていた瞑想をベースにさまざまな瞑想法が生まれました。
具体的な瞑想の効果
では具体的にどのような効果があるかを身体と心に分けて紹介します。
①脳の疲れが取れる
あなたは今この記事を読みながら、何か別のことを考えていませんでしたか?
「この後何食べようかな」とか「さっき後輩にきつく言いすぎちゃったかな」などこの文章と全然関係ないことを考えていたのではないでしょうか。
実は人間の脳は常に未来と過去のことを常に考え続けてしまい、一つのことに集中しにくい構造になっているのです。
心がさまよっているときに活性化される脳回路が存在し、一日に脳が消費するエネルギーの60~80%を消費することが分かっています。
この脳回路の活性化をストップさせるために有効なのが瞑想です。
脳疲労がたまりすぎると集中力や、気力が低下してしまいます。
瞑想をすることで脳の疲れが取れ、気分がすっきりしてきますよ。
②感情のコントロールができる
マインドフルネスの効果の一つとして「メタ認知の向上」が挙げられます。
メタ認知とは、物事を客観的にとらえ、冷静に物事を判断する力のことを言います。
このメタ認知が高まると、感情の波に飲み込まれず、コントロールしやすくなることが分かっています。
少しイライラしていても、そのことにすぐ気が付けば苛立ちを深呼吸によってリリースしたり、悲しいならその悲しみを、少し離れたところで傍観することで、心の余裕が生まれます。
瞑想を継続的に実践することで、自分の変化に気が付きやすくなります。
⑥自己肯定感が高まる
自己肯定感を高めるための第一歩は、今抱いている自分の「気持ち」に気づき、それを肯定することが大切です。
なにか心が乱れるようなことがあった時、誰かに「それは大変だったね」と、受け入れて肯定してもらうと気持ちが楽になりますよね。
自分に対しても、同じように【認めて、肯定する】ことが大切です。
そのためには、瞑想でまず自分の色眼鏡を外す必要があります。なぜなら、自分の好き嫌いの判断なしにあるがままを受け入れることはできません
例えば、つらい出来事に直面しても「もう大人だから、これくらい大丈夫。」と気持ちをごまかしてしまった経験はありませんか?
もしくは「大人なのにこんなことで悲しんでいる自分は弱い。ダメだ!」と自分を否定するような事を考えてしまうこともあるかもしれません。
瞑想では善し悪しの判断をしません。それによって、あるがままを受け入れ認めることができるのです。
まとめ
瞑想を継続的に行うことで、脳の疲れが取れ、気分が安定し、自己肯定感がアップすることが分かりました。
そして、幸福度がアップして人生に充実感を感じることができるようになるのです。
ここまで読んだら瞑想をやりたくなってきたのではないでしょうか。
詳しいやり方はオンライン講座で解説します。少しでも興味があればぜひご参加ください。